片七萬レコーディングその2

さて、いよいよ今日から本番です。
お昼の12時に集合し、ドラムの音決めから始まります。スネアのサスティンが長すぎるのでミュートしていただきました。キックについてはアタックが欲しいとの事で、思い切ってマイクは中に入れたセッティングになっています。ドラムキット全パーツのチェックが終わりまして、録音開始です。
3作目なのである程度レコーディング方法もわかってきているということもあり、バンドさんのほうで工程表を作成してもらい、それに準じて作業を進めていきます。
それによりますと、ドラムの録音は1曲2時間を目安にしておりますが、少々オーバーしても納得のいくテイクが出るまで続けます。
今回はドラムトラックの編集作業はいっさいやらない方向でいきますとの事で、こちらとしては楽なのですがドラムさんの負担はかなりなものです。まあ、一昔前はそれが当たり前だったんですけどね。
ドラムトラック1曲録り終えたところで次はベースをのせていきます。目安として1時間取ってあります。初日ですからセッティングも含めちょっとオーバーしました。使用機材はヘッドがハートキーの3500、キャビネットはアンペグの810です。マイクは1本で右側上から2発目のセンターキャップエッジあたりを狙っています。ラインは使っておりません。

ベースが終わったら2曲目のドラムトラックを録っていきます。で、次にまたそれにベースをのせます。

2曲リズムトラックが出来上がったところで今度はギターを録って行きます。
過去2作ともアンプはローランドJC120を使い、歪み系の音はコンパクトエフェクターで作っておりました。なんとなくギターの音が細いなと思っておりましたので今回はマーシャルJCM900で歪みはエフェクターを使わずにアンプだけでひずませたらどうだろうかとオススメしました。
エフェクター使用バージョンと、使用しないバージョンとダブルトラックで録音してみてチェック。
やはりノンエフェクトの方がレンジが広いという事でアンプ直結でいくことにしました。
マイクの位置ですが、キャビネット左上のセンターにセットしましたが、チョッと硬すぎるようです。ポジションを変えてはチェックを何度か繰り返し、センターキャップのエッジとスピーカーのエッジの中間よりやや外側で、ネットとの距離は10センチぐらいのところで決まりました。
音決めが出来たところで録音開始。
思ったより時間かかりましたね。BPM96で16分の超高速オルタネイトピッキングが16小節だったかしら?こりゃ大変だわ(^o^)
何度も挑戦しているうちに疲労度合いがハンパでなくなってしまったので他の部分を先にやってしまいましょうとなりとりあえずそのパートを残し2曲録音終了。

次はまたドラムさんにブースに入ってもらいまして3曲目のドラム録り。
そこそこの時間でOKテイク。

さてさて先ほど取り残したギターのパートに再挑戦。
ところが大変な事に気付きました。
先ほど別のギターパートをやっつけてしまおうということでギターアンプのセッティングをクリーントーン用に変えたのですが、それまで使っていた歪みのセッテイングをチェックしてなかったためにいざ録音してみると全然音が違う!!
やってもうたな・・・。
なんでアドバイスしてあげられなかったんやろ。
演奏者さんもはまりでいっぱいいっぱいだったんだもんね。
悔やんでもしょうがないのであらためてその曲の歪みパートはやりなおしですわ。
といっても、さっきまではまってたところ以外はとくに難しいところもないのでほとんど一発OKで進みました。
で、れいの16分のきざみをなんとかクリアしていただいてただいまの時間深夜25時。
本日はこれにて終了。