サンビジリミテッド・ミックスダウン

予定としては16日までに仕上げることになっていたのだが、私的な用事を15日(お買い物)と16日(飲酒)と入れてしまったので急遽今日までに仕上げる事に。
したがって徹夜作業(自爆)

12日の段階である程度ドラムのEQやらCOMPの設定などはめどをつけておいた。
バスドラは今どきはやりのアタックバチバチの感じがあまり出ないようなセッティングに。しかしドラム単体になったときにちょっとさびしい感じがしたので7k辺りからシェルビングで軽くブースト。下のほうは100kから下をブースト。粒をならすためにコンプで結構おさえる。
スネアについては耳障りなサスティンをカットするために800辺りをばっさり削り、3kから上をちょいブーストでもっさり感をなくす。コンプは最近マイブームの設定で、アタック遅めリリース遅めパターン。シーンによってはフェーダーの上げ下げで音量をある程度合わせる。
タムはいつもの中抜きで、700辺りを結構削って200をピーキングでチョイ上げ、6.5Kをピーキングで上げてアタック出し。これもシーンによってはフェーダー上げ下げ。
金物関係はローカット入れるだけで。
ざっとこんなもんでドラム決まり。
後はその他の楽器とのバランスをとっていきボーカルコーラス等がなじめばよろし。
ベースはコンプ入れただけでEQはさわらず。
ギターはクリーントーン3本重なってる部分のセンターに入れるチャンネルをローカットしてちょっときらきらした感じに、左右に振ったチャンネルはリバーブでぼかし、アンビエント風な仕上げを。リードギターとバッキングギターと3本重なっている部分で、特にリードギターの低音弦が目立つような曲についてはローカットで。
今回はエフェクティブな作業は指定されてないので余計な事は考えずに淡々と作業を進めるが、せっかくのスタジオレコーディング版なのでやはり何か面白い事ができないかなとついつい・・・。
ある曲のアウトロでクリーントーンのギターだけになってフェードアウトしていく部分にちょこっとだけ工夫を。ドラム、ベース、ギターの最後のワンショットにだけリバーブを強めにかけてオーケストラヒット的なイメージを付け加え、クリーントーンのドライ音だけ先にフェードアウトし、チョイ遅れでリバーブ成分がフェードアウトしていく。で、フェーダーゼロになる前に次の曲につなぐ。うーむかっこいい(自己満足)。気に入ってくれるといいのだが。

今日のレポートはここまで。
とりあえず一連の作業が終わって通して聞いてみたのだがシンバル関係が随分うるさかったかな。
バンドさんには試聴版ということで渡してあるので、今後はバンドさんの希望も交えながら手直し。
今回うちのスタジオで録音した5曲の他に、よそのスタジオで録音したものもオイラがミックスダウンだけやる事になっているので、それは来週の早いうちにやってしまわなっくてはだわね。